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ミシュランとフォルシア、水素燃料電池事業の合弁会社設立で基本合意

~ゼロエミッション・モビリティを支える水素燃料電池システムの世界的リーダーを目指す~

 

ミシュラン(日本法人:日本ミシュランタイヤ株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑:ポール・ペリニオ)ならびにミシュラングループ子会社のSymbio(以下、「シンビオ」 ※注1)と、自動車シート用フレームやメカニズム、内装部品で世界トップの実績を持つフランスのフォルシアは、両社の燃料電池関連事業を統合した合弁会社「Symbio a Faurecia Michelin Hydrogen Company」を設立することに基本合意しました。

今回設立する新会社は、将来のゼロエミッション・モビリティを支える水素技術の重要性、さらにはフランスとヨーロッパの水素産業を創出することを目指し、小型乗用車、ユーティリティービークル、トラック、その他の用途向けの水素燃料電池システムを開発、製造、販売していきます。

電気自動車においては、バッテリーテクノロジーよりも燃料電池テクノロジーが求められます。燃料電池テクノロジーは近年、EUにおける環境性、経済性、および安定性という社会的便益に欧州規模で貢献するインフラ開発プロジェクトである「PCI(Projects of Common Interest)」の1つに選ばれています。※注2

この合弁事業に対してミシュランは、エネルギー・公共サービスの世界的グループEngie(エンジー)社との水素エコシステムに関する開発提携を行っており、水素モビリティ分野での提携研究開発や製造の分野でも貢献します。

一方、フォルシアはフランスの原子力庁(CEA)との戦略的パートナーシップを通じて開発した燃料電池の専門技術や工業的ノウハウ、自動車メーカーとの戦略的関係によって貢献します。さらにはStelia Aerospace Composites社とも提携し、高圧水素タンクの開発を行い、その成果を当合弁会社の事業にも還元していきます。

ミシュランとフォルシアの基本合意書は、アニエス・パニエ=リュナシェ経済・財務副大臣の立ち会いの下で署名調印されました。当合意内容の実施において所轄官庁の承認を得ることになります。

ミシュラングループのジェネラル・マネージング・パートナーで次期社長のフロラン・メネゴーは、次のように述べています。
「この革新的な提携により、水素モビリティの参入と発展が一段と進み、新しい形の持続可能なモビリティへの道が拓かれます。当グループの戦略的資産であるシンビオを組み入れたミシュランとフォルシアの提携により、燃料電池からメンテナンスサービスまでを網羅した水素自動車向けの完全なモビリティ社会の実現に向けて邁進してまいります」

フォルシアの最高経営責任者パトリック・コラー氏は、次のように述べています。
「水素モビリティの世界的リーダーを生み出すことを目的として、ミシュランとのこの戦略的合意に署名できたことを大変嬉しく思います。共有したビジョンにより両社の技術的ノウハウを相互補完し、さまざまな適用領域にマッチした高効率の燃料電池システムを市場投入できる時期を早めることができます。両社の持つ資産を一体化させることにより、フランスにおける水素モビリティの卓越した研究拠点を創設を目指してまいります」

ミシュランについて

ミシュランは、フランス クレルモン=フェランに本社を置くタイヤ製造の世界的なリーダーです。11万4,000人以上の従業員を擁し、171カ国で持続可能なモビリティの実現のため、お客様にとって最適なタイヤ、サービス、ソリューションを提供しています。17カ国70製造拠点で、約1億9千万本のタイヤを製造(2017年実績)するとともに、デジタルサービス、旅行ガイド、ホテル・レストランガイド、地図など、皆様のモビリティをユニークで充実した体験にするお手伝いや、モビリティ業界のための高い技術を提供しています。詳しくはwww.michelin.comをご参照ください。

フォルシアについて

フォルシアは1997年に誕生し、自動車産業におけるグローバルなメジャープレーヤーとなるまでに成長しました。現在では、世界37ヶ国で35ヵ所のR&Dを含む約300の事業所、12万2千人の従業員を有し、自動車用シーティング、インテリア、クラリオン エレクトロニクス、クリーンモビリティの4事業をもって世界をリードしています。フォルシアはコックピット・オブ・ザ・フューチャーとサステイナブル・モビリティという戦略を元に技術の開発に注力しています。2018年のグループ全体の売り上げは175億ユーロでした。フォルシアはパリ証券取引所に上場しCAC Next 20 indexの構成銘柄として選定されています。詳しい情報はこちらをご覧ください。www.faurecia.com

※注1 2019年2月1日からミシュランの子会社となり、広範なデジタルサービスに関連した水素燃料電池システムを提供するサプライヤー
※注2 環境性、経済性、および安定性という社会的便益に欧州規模で貢献するインフラ開発プロジェクト。EU加盟国のうち最低でも2カ国以上に便益をもたらすこと、環境性(CO2排出削減)、経済性(市場統合と競争活性化)、そして安定性(供給安定性の改善)に寄与する開発事業であることが認定基準となる。今後、日本でも分析手法の具体化や分析結果のレビュー方法の議論が加速する可能性があります。